ドンキのあの雑多な棚の隅、精力剤やサプリメントが並ぶ怪しいコーナーで、金色のパッケージが目を引く「ロイヤルハニー」。結論から言えば、これはただのハチミツではない。
「ちょっと疲れが取れればいいな」くらいの軽い気持ちで手を出すと、その強烈な作用に驚くことになる。実際にドン・キホーテで購入し、自分の体で試してみた結果、ロイヤルハニーは間違いなく「効く」。しかし、それと同時に、使うタイミングや体調をしっかり考えなければならない、かなり扱いの難しい代物だということも分かった。
ネット上のキラキラした広告や、逆に「怪しい」と一蹴する声だけでは分からない、実際に1,500円ほどを払って手に入れ、喉に流し込んだ人間だけが知るリアルをここに書き残しておく。
ドンキの片隅で1,500円を支払うという「儀式」

そもそも、ロイヤルハニーをどこで買うか。Amazonや楽天でも売っているが、あえてドン・キホーテ(通称ドンキ)で買うことには意味がある。あの独特の圧縮陳列、深夜の妙に高いテンション、そして何より「今すぐ試したい」という衝動に応えてくれるのがドンキだ。
私が向かったのは、都内某所のメガドンキ。健康食品コーナーの端、マカや亜鉛のサプリが並ぶ一角に、それはあった。1本(15g程度の小袋)で1,000円から1,500円。ハチミツとして考えれば異常な高値だ。スーパーで売っているレンゲハチミツなら、1kg買えてしまうかもしれない。
手に取ると、ずっしりとした重みがあるわけではないが、その金ピカの包装が「普通の食品ではない」というオーラを放っている。レジに持っていくときは、少しだけ後ろめたいような、それでいて未知のエネルギーを手に入れる高揚感があった。店員は淡々とバーコードを読み取る。この日常と非日常の境界線が、ドンキでロイヤルハニーを買う醍醐味と言える。
粘り気と苦味。お世辞にも「美味しい」とは言えない味

帰宅して、さっそく開封してみる。手で切れるタイプの小袋だが、中の液体は驚くほど粘度が高い。普通のハチミツよりもさらにドロリとしていて、色は濃い褐色。
まずはそのまま一口。
……甘い。暴力的なまでに甘い。しかし、その直後に独特の漢方薬のような苦味と、喉を焼くような刺激が追いかけてくる。原材料を見ると、トンカットアリや高麗人参といった滋養強壮成分がこれでもかと詰め込まれているのが分かる。ハチミツはその強烈な成分を飲みやすくするための「運び屋」に過ぎないのだ。
正直、味を楽しむものではない。良薬口に苦し、という言葉を現代風にハチミツでコーティングしたような、そんな味だ。飲み込んだ後も、喉の奥に独特のイガイガ感がしばらく残る。水を一杯飲んでも、その存在感は消えない。
摂取後30分、体に異変が起き始める

PREP法で言うならば、結論は「飲んで30分後から体が熱くなる」だ。
飲んでしばらくは何も感じない。「やっぱりプラセボ(思い込み)かな」と思い始めた頃、耳の奥が熱くなる感覚がした。お風呂上がりのような、あるいは強い酒を一杯煽った後のような、内側からじわじわと体温が上がっていく感覚。
特筆すべきは、心拍数の変化だ。激しい運動をしたわけでもないのに、ドクンドクンという鼓動が自分でも分かるくらいに強くなる。これがトンカットアリの効果なのか、あるいは他の成分のせいなのかは分からないが、明らかに「ブースト」がかかっている。
この時、私が感じたのは「集中力の向上」というよりも「強制的な覚醒」だった。眠気が吹き飛び、視界が少しクリアになる。しかし、それは自然な目覚めではなく、エンジンの回転数を無理やり上げたような、少し危うい感覚を伴うものだった。
「バッター」としての振る舞い:料理に混ぜるのはおすすめしない

よく「ヨーグルトに混ぜて」とか「紅茶に入れて」という飲み方が紹介されているが、実際にやってみた感想としては、それはロイヤルハニーに対する誤解だ。
このハチミツは、他の食材と調和するようには作られていない。一度、バニラアイスにかけてみたことがあるが、ロイヤルハニーの強烈な漢方臭がアイスの繊細な香りを完全に殺してしまった。また、粘り気が強すぎるため、冷たいものに混ぜようとするとダマになってしまい、非常に口当たりが悪い。
結局、一番マシなのは「小袋から直接喉に流し込み、すぐに水か白湯で追いかける」という、ショットガンスタイルだ。味わうのではなく、摂取する。この割り切りが、ロイヤルハニーを使いこなすコツだと言える。
翌朝の「代償」と、無視できない副作用

「効く」ということは、それだけ体に負担をかけているということでもある。
私がロイヤルハニーを使った日の夜、確かに体力は持続したし、いつもより活動的になれた。しかし、問題は翌朝だ。目が覚めた瞬間、ひどい頭痛に襲われた。こめかみのあたりがズキズキと痛み、強い脱水症状のような感覚がある。
調べてみると、ロイヤルハニーに含まれる成分(あるいはそれに類する未表記の成分の可能性も否定できないが)によって、血管が拡張し、それが頭痛を引き起こすことがあるらしい。また、動悸が激しくなりすぎて、リラックスして眠ることが難しくなるという側面もある。
「ここぞという時」のブーストにはなるが、毎日常用するようなものではない。それは、自分の体力を前借りしているような感覚に近いからだ。1,500円で買ったのは、元気の源ではなく、体力の「前払いチケット」だったのだと痛感した。
ドンキで買う際の注意点:偽物と本物の見分け方

ドンキで売っているものは基本的には信頼できるが、ロイヤルハニーの世界は偽物が非常に多い。パッケージが酷似していても、中身がただの砂糖水だったり、逆に危険な薬品が混入していたりするケースが海外では報告されている。
ドンキの店頭に並んでいるものは、日本の輸入代理店が検品を通しているはずなので、路上や怪しい個人サイトで買うよりは遥かに安全だ。しかし、それでも自分の体質に合うかどうかは別問題。
私が購入した際も、パッケージの裏面の日本語表記を隅々まで読んだ。成分表示が曖昧なものや、賞味期限が怪しいものは避けるべきだ。ドンキの棚は商品の入れ替わりが激しいが、ロイヤルハニーに関しては「定番」として置かれているものを選ぶのが無難だろう。

100円ショップのロイヤルハニーのグッズのコードは共通の代替品をAmazonと楽天で探す
ドンキで見つからなかった場合や、関連アイテムをまとめて探したい場合は、AmazonやRakutenでも取り扱いがある。以下の3製品は、ロイヤルハニー系・はちみつ系のカテゴリで見かけることが多いものをまとめた。
比較表
| 製品名 | カテゴリ | 用途 |
|---|---|---|
| ロイヤルハニー プロポリス エンリッチ トナー (化粧水) | スキンケア | 化粧水・保湿 |
| マヌカヘルス マヌカハニー 正規品 MGO115+ 250g | 食品・健康食品 | 内服・食用 |
| ロイヤルノイルハニー (3kg×1個) | 食品・業務用 | 食用・大容量使用 |

ロイヤルハニー プロポリス エンリッチ トナー (化粧水)
はちみつ系成分をスキンケアに取り入れたい人向けの化粧水。プロポリスとロイヤルハニー成分を配合しており、洗顔後の最初のステップとして顔全体に使うタイプ。食品としてのロイヤルハニーとは別軸の話になるが、同じ「ハニー系」でスキンケアも気になっている人には選択肢の一つになる。
マヌカヘルス マヌカハニー 正規品 MGO115+ 250g
ニュージーランド産のマヌカハニーで、品質基準としてMGO値が表記されている製品。そのままスプーンで食べたり、ヨーグルトやトーストに乗せたりといった日常的な食べ方で使われることが多い。ロイヤルハニーとは製品の性格が異なるが、はちみつを健康目的で日常に取り入れたい場合の選択肢として並べた。
ロイヤルノイルハニー (3kg×1個)
3kgという大容量タイプで、家庭での頻繁な使用や料理への活用を想定した業務用に近いサイズ感。毎日スムージーに入れたり、製菓に使ったりと、一度購入してしばらく使い続けたい人に向いている。少量パックと違って単価が抑えられるのも、まとめ買い派には実用的な点だろう。
結局、ロイヤルハニーは「買い」なのか?

1,500円という価格、独特の味、そして翌日の頭痛。これらを天秤にかけて、ロイヤルハニーは「買い」なのか。
私の答えは、「一度は試してみる価値はあるが、常用はしない」だ。
確かに、あの独特のブースト感は他のエナジードリンクやサプリでは味わえないものがある。徹夜明けの仕事や、どうしても外せない勝負どころで、物理的に体を叩き起こしたい時には、これほど頼もしい味方も
